井戸ポンプ故障｜井戸ポンプとジェット管を交換し解決！【熊本県合志市の事例】

今回は、熊本県合志市須屋にお住まいのお客様より

『井戸ポンプの調子が悪いので、見に来てもらえませんか？』

というご依頼をいただきました。

この記事では、井戸ポンプが故障し水が出なくなってしまったお客様の状況・原因・作業内容をご紹介していきます。

『井戸ポンプが故障した際の対処法もまとめましたので、併せてご覧いただけると嬉しいです。』

状況｜水が出ない

不具合が発生した井戸ポンプを、早速拝見させていただきました。

深井戸用ポンプをご使用で、井戸ポンプ本体の電源は入っていますが水が吐水されない状況。

お客様から詳しくお話を伺ってみると、

『最近、水圧が弱くなったように感じていたんですけど、今日になって全く出なくなってしまいました。』

という事でした。

『今回不具合が発生した井戸ポンプは、20年ほど前に設置されたものだそうです。』

原因｜モーターが経年劣化

井戸ポンプから水が吐水されなくなった原因を特定するため、15分ほどお時間をいただき丁寧に点検を行わせていただきました。

点検を行った結果、こちらの井戸ポンプは1997年製。

モーター部分が経年劣化しており、パワーが弱まっている事が判明。

その影響で上手く水を汲み上げる事ができず、蛇口から吐水されない状態になっていました。

『このまま放置していると、モーターが完全に止まってしまうのも時間の問題です。』

作業内容｜新しい井戸ポンプと交換

今回は、井戸ポンプの心臓部であるモーターが経年劣化により弱まっている事が原因で、不具合が発生。

修理をする事は不可能と判断いたしました。

ご予算なども含めお客様とご相談させていただいた結果、新しい井戸ポンプと交換する事になりました。

深井戸なので、井戸ポンプ本体とともにジェット管も交換。

劣化していた井戸ポンプとジェット管を新しい物と交換し、通水テストをしっかり行い作業は無事に完了です。

『井戸ポンプ本体とジェット管が新しくなった事で、これまで通り井戸ポンプから水が吐水されるようになりました。』

注意点｜井戸ポンプで不具合が発生した時の対処法

設置環境、使用頻度などによって前後はしますが、井戸ポンプの耐用年数は平均して12年です。

早ければ7〜8年で不具合が発生してしまう事も。

この章では、原因別に対処法をご紹介していきます。

給水管

井戸ポンプの給水管は、劣化や凍結などによりヒビや割れが生じたり、小さな穴が空いてしまう事があります。

どんなに小さな穴でも給水管が破損してしまうと、空気が入り水を吸い上げられなくなってしまいます。

そのような場合、破損箇所を見つけだしコーキング材などで補修する事も可能。

井戸ポンプは基本的に屋外に設置してあるため、紫外線などの影響で給水管などに巻かれている断熱材が剥がれてしまう事があります。

断熱材が剥がれ剥き出しになった給水管は、劣化が早まる恐れがありますので、定期的に断熱材が剥がれていないかチェックしておくと安心です。

また、破損している範囲が広い場合は給水管の交換が必要となりますので、業者に依頼するようにしてくださいね。

水位の変動

季節によって地下水の水位が変動し、水の出が悪くなるケースがあります。

基本的に夏のほうが水位が上昇する事が多いため、寒い季節になってきて水の出が悪いようになってしまった場合は、水位が変動している可能性あり。

水位が変動し水のでが悪くなった時の対処法は、水位が下がりがちな冬でもしっかり水を汲み上げるため、井戸の深さを数メートル掘り下げるか、井戸の径を大きくするしかありません。

それなりの費用がかかりますので、専門業者に一度見積もりを出してもらうと良いでしょう。

砂こし器のつまり

井戸ポンプの給水管の先端には、フィルターのような役割をしている砂こし器が取り付けてあります。

地震が頻発したり、近所で振動の大きい工事が行われていたりすると、砂こし器が詰まって水の出が悪くなってしまいます。

砂こし器つまりが原因で水圧が弱くなってしまった場合は、専門業者に砂こし器の清掃を行ってもらってください。

井戸ポンプ本体の故障

先述した通り、井戸ポンプの耐用年数は12年です。

しかし、今回のお客様のように20年以上何の問題もなくご使用になられているご家庭も多くあります。

施工から数年しか経過していない井戸ポンプで不具合が発生した場合は、保証内容などを確認し施工を行った業者に連絡しましょう。

また、10年以上経過している井戸ポンプは寿命を迎えている事もあるため、井戸ポンプ本体交換も視野に入れておく必要があります。

『2〜3年に一度業者によるメンテナンスを受けるようにしておくと、不具合を初期の段階で見つけられるためオススメです。』

熊本水道救急の担当より一言

お客様からご連絡をいただき、近くにいた私がすぐに向かい30分で到着。

点検、説明、井戸ポンプ交換作業を含め、施工時間は3時間ほど。

私が古い井戸ポンプを撤去している間、スタッフに井戸ポンプを搬入してもらい2人で交換作業を行いました。

井戸ポンプが無事新しくなり、水圧が強くなった！とお客様に喜んでいただけましたので、ホッと一安心いたしました。

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