小便器つまり修理｜尿石を薬品で除去し解決！【佐賀県三養基郡の事例】

今回は、佐賀県三養基郡基山町宮浦の飲食店様より

『店のトイレが詰まってしまったので、今日中に来ていただけますか？』

というご依頼をいただきました。

『この記事では、小便器で詰まりが発生したお客様の状況、原因、作業内容、注意点をまとめました。』

状況｜小便器が詰まって排水できない

早速、詰まりが発生しているトイレを拝見させていただきました。

つまっているのは、男性用小便器。

私が到着した際には水が引いた状態でしたが、小便器に水を流すと汚水が溢れそうになる状況です。

お客様に詳しくお話を伺ってみると、

『最近流れが悪いとは思っていたんですけど、今朝掃除をしていたら完全に詰まってしまって。』

という事でした。

飲食店様という事もあり普段からお手入れも行き届いていたため、小便器そのものは綺麗な状態でした。

『今回つまりが発生した小便器は、8年ほどご使用だと仰っていました。』

原因｜尿石が大量に付着

つまりが発生した原因を特定するために、10分ほどお時間をいただき丁寧に点検を行わせていただきました。

点検を行った結果、排水管に大量の尿石が蓄積している事が判明。

尿石とは？

尿石（にょうせき）は、尿に溶けているカルシウムイオンが濃縮および炭酸などと反応、カルシウム化合物として便器および配管の内部に付着・沈積したものである。主に男子用小便器および管路に発生する他、女子用大便器やその管路にも発生する。色は尿に含まれる色素の色（茶色や黄色）である。

引用元：Wikipedia

尿石によって排水路が狭まり、詰まりが発生し流れが悪くなってしまっていました。

『小便器詰まりの原因で最も多いのが、尿石の付着です。』

作業内容｜薬品で溶かし押し流し

小便器の詰まりを解消させるため、薬品を使用し排水管に詰まっている尿石を溶かす作業を行わせていただく事にしました。

使用する薬品は超強力な業務用で、一般の方は購入不可な物。

この薬品は劇薬のため、我々プロでも取り扱いには細心の注意を払います。

万が一皮膚に付着してしまうと大火傷をしてしまうほどのパワーで、その分トイレに使用すると強力に尿石を溶かしてくれます。

薬品で排水管内の尿石が溶けた所で、高圧ポンプで圧をかけて一気に押し流しました。

これで、問題だった小便器のつまりは無事に解消です。

『最後にしっかりと水を流し、排水テストを行って作業は全て完了です。』

注意点｜小便器はつまりやすい？

男性用小便器は少ない水で排水を行えるため節水効果もあり、サッと用を足せるので男性にとってはとても便利ですよね。

固形の排泄物を流さない小便器は、一般的な洋式トイレや和式トイレより排水管が細い構造になっています。

そのため、尿石が蓄積するだけでも詰まりに繋がってしまうケースが少なくありません。

普段行うお手入れの中に、尿石へのアプローチも行うようにしておくと詰まり予防に有効。

尿石はアルカリ性なので、普段のお掃除は酸性洗剤がオススメ。

※掃除をする際は、目皿も外して行ってください。

また、置型や液体の尿石除去剤なども上手く取り入れると、尿石付着予防になります◎

小便器の使用頻度によっても尿石が付着していくペースは変わりますが、月に1度程度は液体の尿石除去剤を使用しておくと安心です。

『詰まりが発生するほど尿石が付着している場合、自力で除去するのは難しいのでプロにご相談ください。』

佐賀水道救急の担当より一言

お客様からご連絡をいただき、しっかりと準備を整えすぐに向かい50分で到着。

施工時間は、点検、説明、尿石除去作業全て含め40分ほどでした。

飲食店様の営業開始時間にギリギリ間に合い、喜んでいただけたので一安心して帰社いたしました。

 

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