エコキュートの修理｜入浴剤には注意が必要【佐賀県鳥栖市の事例】

今回は、佐賀県鳥栖市鎗田町にお住まいのお客様より

『自宅で使ってるエコキュートがちゃんと作動しなくなったので、見に来てもらえませんか？』

というご依頼をいただきました。

ヒートポンプ給湯器のエコキュートは、省エネでCO2排出量が少ないため環境にも優しく、災害時に貯湯タンクに溜まっている水（お湯）を使用できる事などから、人気のある給湯器です。

『今回は、エコキュートが故障しお湯はり機能が動作不良を起こしたお客様の状況、原因、作業内容、注意点をご紹介していきます。』

状況｜お湯はりが止まらない

状況を確認するためにお客様から詳しくお話を伺ってみると、

『4〜5日前に自動給湯でお風呂を溜めていたら、浴槽が満杯になってもお湯が止まってなくて溢れていたんです。』

という事でした。

さらに、それ以降はエコキュートのリモコンで強制的に止めないと、お湯が溢れ続ける状態になってしまっていたそうです。

『キッチンや洗面台のお湯は問題なく使用できましたので、浴室部分に何かしらの原因がある事が考えられます。』

原因｜循環口に溜まった汚れ

エコキュートの自動給湯機能で不具合が発生している原因を特定するために、15分ほどお時間をいただき丁寧に点検を行わせていただきました。

点検を行った結果、浴槽の循環口に汚れが溜まっていて、その影響で自動給湯時にお湯が溜まり過ぎてしまう事が判明。

『浴槽の循環口に汚れが溜まりすぎると、水位センサーが正常に水圧を検知できなくなり、必要以上にお湯が出続け止まらなくなってしまいます。』

作業内容｜循環口の清掃

不具合の原因になっていた循環口に溜まった汚れを取り除くために、清掃を行わせていただく事にしました。

循環口に溜まった汚れが完全に固まりつまってしまっている場合は、循環口を交換する必要がありますが、今回は清掃のみで済みました。

『循環口の汚れを綺麗に取り除いた事で、水位センサーが正常に湯量を検知するようになり、問題なく自動給湯を行えるようになりました。』

注意点｜使用しない方が良い入浴剤がある

複数のメーカーから販売されているエコキュートですが、各メーカーでは使用できる入浴剤に制限があります。

酸・アルカリ・硫黄・塩などが配合されている入浴剤や、泡風呂にできるバスバブルを使用すると、エコキュートの金属部分や配管などを傷めトラブルを招く恐れも。

とろみ系・にごり湯系の入浴剤については、基本的にNGとなっている事がほとんどです。

各メーカーの使用可能入浴剤

エコキュート各メーカーホームページでは、使用可能な入浴剤を確認できます。

Panasonic

引用元：Panasonicホームページ

東芝

引用元：東芝ホームページ

コロナ

引用元：コロナホームページ

三菱電気

引用元：三菱電機ホームページ

ダイキン

引用元：ダイキンホームページ

日立

引用元：日立のホームページ

『入浴剤の種類によっては循環口に汚れが溜まりやすくなるので、こまめに掃除を行う事が大切になります。』

佐賀水道救急の担当より一言

お客様からご連絡をいただき、しっかりと準備を整え1時間ほどでお伺いできました。

施工時間は点検、お客様への説明、循環口の清掃含め1時間。

入浴剤を使用していなくても、エコキュートを長持ちさせるためには循環口などを綺麗にしておく事が大切です。

清掃方法はメーカーによって異なりますので、説明書・メーカーのホームページなどで確認してみてくださいね。

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