井戸ポンプから水が出ない｜新しい浅井戸ポンプと交換！【福岡県北九州市の事例】

今回は、福岡県北九州市八幡西区馬場山東にお住まいのお客様より

『井戸ポンプから水が出なくなったんですけど、見に来ていただけますか？』

というご依頼をいただきました。

『この記事では、浅井戸ポンプが故障してしまったお客様の施工事例をまとめました。』

状況｜電源は入るが水が汲み上げられない

早速、不具合が発生している井戸ポンプを拝見させていただきました。

浅井戸用給水ポンプをご使用です。

お客様から詳しくお話を伺ってみると、

『最近井戸ポンプの音が変だな？と思っていたんですけど、今日になって水が出なくなってしまったんです。』

という事で、井戸水はトイレと屋外でご使用だそうです。

呼び水もしてみたそうですが、変化無かったとの事。

『今回不具合が発生した井戸ポンプは、20年ほどご使用だと仰っていました。』

原因｜経年劣化によりモーターがショート

井戸ポンプから水が出なくなった原因を特定するため、15分ほどお時間をいただき丁寧に点検を行わせていただきました。

点検を行った結果、経年劣化によってモーター部分が焼き付いている事が判明。

モーター部分が壊れてしまった事が原因で、水が汲み上げられない状態になっていました。

『モーターは井戸ポンプの心臓部のため、壊れてしまうと動作不良が発生します。』

作業内容｜新しい井戸ポンプと交換

今回不具合が発生した井戸ポンプは、20年ほど前の製品という事もあり生産が終了しています。

部品保管期間も終了しているため、修理での対応不可。

そのため、ご予算なども含めお客様とご相談させていただいた上で、新しい井戸ポンプと交換させていただく事に。

まずは、経年劣化した井戸ポンプを撤去。

そして、新しい井戸ポンプを設置。

呼び水をすると、勢いよく井戸水が汲み上げられました。

凍結や紫外線から保護するため塩ビ管に保温材を丁寧に巻きつけ、動作確認、通水テスト、水漏れ有無確認をして作業は全て完了です。

『従来の井戸ポンプと比較すると、最近の井戸ポンプは動作音も静かになりました。』

注意点｜井戸水は1年に1回水質検査を受けよう

井戸水を飲用に使用している方はもちろん、それ以外の方でも定期的に水質検査を受けておくのがオススメ。

井戸水の水質検査は義務ではありませんが、厚生労働省でも1年に1回検査を受ける事が望ましいとされています。

定期の水質検査は、一般飲用井戸（設置者が専ら自己の居住の用に供する住宅
のみに飲用水を供給するために設置するものを除く。）、業務用飲用井戸及び小
規模受水槽水道にあつては１年以内ごとに１回行うものとするが、これ以外のも
のにあつても１年以内ごとに１回行うことが望ましい。

厚生労働省飲用井戸等衛生対策要領の実施についてより引用

北九州市では、北九州市環境整備協会にて水質検査を受ける事ができます。

大腸菌や鉄分など12項目の検査内容で、費用は6,480円。

北九州市環境整備協会はこちら

『特に浅井戸は設置環境の影響を受けやすいため、水質検査を受けておくと安心ですよ。』