井戸掘り費用|掘削工事にかかる費用相場や工事期間・メリットデメリットをプロが徹底解説!!

・家を建てようと思ったら上水が通ってない地域だった

・家庭菜園に使っている水の料金が高くなってきた…

・田んぼ用の井戸が欲しい

・災害対策で井戸を設置したい

などとご検討中の方も、いらっしゃいますよね。

 

 

『井戸を掘るにあたり、井戸について詳しく知りたい!というあなたのために、井戸掘削について詳しく解説していきます。』

井戸はどこにでも掘れる?

自宅に井戸を設置したいと考えた時、自分が所有している土地の敷地内であれば、庭の一角などに井戸を自由に掘っても良いと思っている方も少なくないかと思います。

しかし、例え自分が所有している土地でも、各地方自治体によって”揚水制限”が設けられている事も。

これは、地下水を過剰に揚水する事によって、地盤沈下や塩水化してしまう事を防ぐためです。

 

 

『井戸設置をご検討されている場合は、掘削可能な地域か確認しておきましょう。』

井戸掘りに許可は必要?

井戸を掘削し地下水を採取する場合、許可不要な地域と許可が必要な地域があります。

九州各県では下記のような制度になっています↓

福岡市

地下水の揚水が規制される地域は本市にはありません。
※福岡市は「建築物用地下水の採取の規制に関する法律」の「指定地域」に定められていません。
※福岡市に地下水採取規制に関する条例等はありません。

引用元:福岡市ホームページ

福岡市では、地下水の採取は特に規制されていません。(2022年8月現在)

福岡県のその他の市については、環境省のホームページをご覧ください。

熊本県

熊本県では、熊本県地下水保全条例に基づき、地下水保全の観点から一定規模の揚水設備で地下水を採取する方に対し、地下水採取の許可の申請を求める制度が設けられています。

地域や吐出口によって、事前の届け出または許可申請が必要となります。

詳しくは、熊本県ホームページをご覧ください。

大分県

参考 現在、大分県には法律による地下水採取を規制する指定区域はなく、条例で
規制しているのは別府市 日出町 玖珠町のみである 規制しているのは別府市、日出町、玖珠町のみである

引用元:筑後川水系における大分県の水資源

大分県では、別府市、日出町、玖珠町以外に、地下水採取の規制はありません。(2022年8月現在)

詳細については、お住まいの地域の自治体にお問い合わせください。

佐賀県

本県の佐賀平野は、軟弱な地盤環境のために地下水の過剰揚水の影響を受けやすく、国内有数の地盤沈下地帯となっています。

このため、地下水を採取する揚水施設の設置については、昭和49年7月から地域を定めて規制を行っています。

引用元:佐賀県HP 地下水の揚水施設設置の手続きについて

佐賀県は地盤沈下地帯となっているため、地下水採取の規制が行われています。

規制地域の詳細などは、佐賀県ホームページにてご確認ください。

鹿児島市

地下水を汲み上げるポンプの吐出口径が40mm以上のもの(一般家庭用及び温泉を除く)については、「鹿児島市環境保全条例」により採取開始予定日の15日前までに、採取の届出が必要となります。

引用元:鹿児島市ホームページ

鹿児島市では、吐出口の大きさなどによっては届けが必要。

詳しくは、鹿児島市ホームページをご覧ください。

鹿児島県のその他の市については、環境省のホームページをご覧ください。

長崎市

●自己所有の土地に井戸を掘り、個人で飲用する場合は市に許可を得る必要はありませんが、定期的な水質検査など、適正な衛生管理をお勧めします。

引用元:長崎市ホームページ

長崎市では井戸掘削の許可などは特に取る必要がありません。(2022年8月現在)

長崎県のその他の市については、環境省のホームページをご覧ください。

宮崎県

宮崎県では、地域によって市長の許可や事前の届け出などが必要。

詳しくは、環境省のホームページをご覧ください。

 

 

『許可が必要な地域にお住まいの場合は、必ず井戸を掘る前に申請するようにしてください。』

井戸を掘ったら必ず井戸水が出てくる?

ご自宅が井戸を掘っても問題の無いエリアだと分かったら、

『うちに井戸を掘ったら、絶対に水が出るのかな?』

という点が気になりますよね。

井戸を掘る場合、ただ闇雲に掘っていけば必ず水が出るという訳ではありません。

事前に必ず現地調査や、国土交通省が公開している全国地下水資料台帳調査を参考にして、地下水採取が可能かを調査していきます。

しかし、調査をした上での掘削工事でも地下の水脈は複雑な仕組みになっているため、ほんの少し掘る位置がずれるだけでも水が汲み上げられなかったり、十分な水量が確保できないというケースも。

 

 

『プロが調査を行い掘削しても、100%地下水が出るという訳ではありません。』

井戸のメリット・デメリット

ご自宅に井戸を設置する場合、メリットもデメリットも理解した上で設置したいですよね。

この章では、井戸のメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

  • 上水道料金が不要
  • 断水時にも水を使える
  • 年間を通して水温が一定

上水道料金が不要

生活用水の全てを井戸水で賄う場合、上水道の料金は当然不要となります。

そのため、夏に家庭用の大きなプール、家庭菜園、トイレ、お風呂、洗濯、庭木の水やり、掃除、などにも水道料金を気にする事なく水を思う存分使用する事ができます。

また、井戸を設置し、畑や田んぼ、太陽光パネルの冷却、洗車といった用途で使用する方もいらっしゃいます。

注意ポイント

井戸水を洗車に使用すると、ミネラル成分が付着し白いシミ(イオンデポジット)ができてしまう可能性大。

また、砂礫などにより傷が入ってしまう恐れもありますので、井戸水での洗車はオススメできません。

日常的に水を沢山使う方や、ご家族が多い場合かなりお得に水を使用する事が可能です。

断水時にも水を使える

地震や災害、何かしらの理由で断水になったとしても、井戸水は使用できるというメリットがあります。

水道管は地中に埋設されているため、ライフラインの中でも電気などと比較すると、災害時の復旧に時間を要する事も。

2011年に発生した東日本大震災の際には約3週間、2018年の西日本豪雨災害の際にもおよそ3週間の復旧期間がかかりました。

井戸は地面に対して垂直に掘られているため、地震の影響を受けにくく、断水時でも水を汲み上げる事が可能になります。

年間を通して水温が一定

地域や井戸の深さなどによっても異なりますが、一般的な井戸水の水温は常に16〜18度。

外気温の影響を受けず年間を通して一定の水温を保っているため、夏は冷たく、冬はあたたかい水が吐水されます。

デメリット

  • 水質によっては飲用不可な場合も
  • 井戸ポンプに電気代がかかる
  • 停電したら使えないケースがある
  • 掘削に費用がかかる

水質によっては飲用不可な場合も

”井戸水=綺麗”だと思っている方も少なく無いかもしれませんが、決して全ての井戸水が綺麗という訳ではありません。

大腸菌や有機物が含まれていたり、使用に支障をきたす程の鉄分が含まれている事も。

井戸を掘削し水が出たら、まずは水質検査を行います。

また、掘ってすぐに水質検査をクリアしたとしても、井戸の設置環境や周囲の影響によって水質が変化する事があるため、1年に1回程度水質検査を行う事が推奨されています。

水質検査を行って大腸菌や有機物などが検出されてしまったけど、どうしても飲用で使用したい!という場合は、井戸ポンプ専用の浄水器や除菌器を設置すれば、飲用に使用できるケースがほとんどです。

 

ME型浄水器

井戸ポンプ用浄水器

画像引用元:TERAL 製品情報

飲用に不向きな井戸水を飲用に使用したい場合は、浄水器や除菌器の設置を業者にご相談ください。

井戸ポンプに電気代がかかる

井戸を掘削した後は、現代では昔ながらの手押しタイプのポンプではなく、電動の井戸ポンプを設置する事がほとんど。

電動の井戸ポンプは当然電気代がかかってしまいます。

しかし、地域によっても異なりますが水道使用量より電気代の方が安価なため、井戸水を使用した方がコスパは良いかと思います。

また、設置する井戸ポンプをインバータ式の省エネタイプなどにすると、ランニングコストを抑える事が可能。

停電したら使えないケースがある

地震や災害などで電気の供給がストップし停電した場合、電動の井戸ポンプを使用しているご家庭では、井戸水が汲み上げられなくなってしまいます。

しかし、ライフラインの中で電気の復旧は比較的早く、数日で復旧する事がほとんど。

2011年に発生した東日本大震災の際も、復旧に約3週間かかった水道とは異なり、電気は約6日で9割程度が復旧しました。

電気さえ復旧してしまえば、井戸水の使用が可能。

せっかく井戸を設置するなら、災害時にも問題なく使いたい!という方は、電動ポンプだけではなく手押しポンプも併設したり、非常時用の予備電源を確保しておくと安心です。

費用がかかる

自宅に井戸を設置する場合、掘削するために費用がかかります。

大掛かりな施工を行うため、決して安価な金額ではありません。

上水道を使用すれば、水道局に連絡をし蛇口をひねるだけで水が使用できますので、掘削や井戸ポンプ設置にお金がかかる点をデメリットだと感じる方もいらっしゃると思います。

しかし、上水道が引かれていない地域にお住まいの方や、日常的に水を沢山使用する方にとっては必要経費となるため、費用がかかる点をデメリットと感じるかどうかは人それぞれかもしれませんね。

(掘削にかかる費用の相場については、後述します。)

 

 

『メリットデメリットを理解し、井戸が必要かどうか判断する際の参考にしてみてください。』

工事期間

井戸掘削にかかる工期は、◯◯日で完了します!と断言するのは難しく、施工方法、規模、掘る深さ、地層などによっても大きく異なります。

一般家庭の井戸掘削工事は、岩や玉石に当たったり地層に難もなく滞りなく進められた場合で、掘削作業は2日から3日程度。

ケーシング管

ケーシング管

掘削作業が完了すると、掘った穴の壁が崩れてしまわないよう掘った深さ分のケーシング管を挿管。

ケーシング管は、井戸水を汚染物質から守る役割もしています。

ケーシング管を挿れた後は洗浄作業や、水質検査、井戸ポンプ設置作業を行っていきますので、最低でも7日から10日ほどでご家庭で井戸水をご使用いただけるようになります。

 

 

『浅井戸か深井戸によっても工期は異なりますので、目安程度で参考にしてみてください。』

井戸掘りにはいくらかかる?費用相場は?

やはり最も気になるのが、井戸掘りにかかる費用ですよね。

これも、工期同様井戸の深さや規模、施工方法などによって異なります。

浅井戸は7〜10m程度掘れば良いので、工期も費用も抑える事が可能。

しかし、水質が回りの環境に影響されやすいため飲用には不向きで、生活用水や農業用に適した井戸となります。

一方深井戸は20〜30mまで掘るため、当然工期も費用もかかってしまいます。

深井戸は地層の岩盤より下を流れている水脈から水を汲み上げるため、浅井戸とは異なり水質が安定しているのが特徴です。

井戸掘削工事の平均的な費用相場は、おおよそ30万円。

それにプラスして、1m掘削するごとに1万円前後が加算されていく場合がほとんどです。

また、これはあくまで掘削工事にかかる費用相場ですので、掘った後に設置するケーシング管、配管、井戸ポンプなどは別途費用がかかるためご注意ください。

 

 

『上記でご紹介した金額は、あくまで目安ですので業者にご相談するのがオススメです。』

まとめ

井戸を自宅に設置するというのは、当然デメリットもありますがメリットも沢山。

自分のライフスタイルに井戸水が必要だなと感じたら、まずは自治体に井戸掘削可能かを確認してみてください。

そして、井戸掘削業者に見積もりを出してもらい、ゆっくりとご検討されれば良いかと思います。

ちなみに…

弊社では、井戸掘削工事も承っております。

水道救急なら、間に業者を挟まないためお安くご提供する事が可能。

また、井戸ポンプなどに不具合が発生した場合、弊社は緊急屋ですので24時間365日でのご対応が可能となります。

井戸を掘りたいとご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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