深井戸水中ポンプ動作不良|新しい水中ポンプと交換して解決!【福岡市城南区片江の事例】
今回は、福岡県福岡市城南区片江のお客様より
『井戸ポンプの様子がおかしいから、見に来てください。』
というご依頼をいただきました。
『この記事では、深井戸水中ポンプが故障したお客様の状況、原因、作業内容、注意点についてご紹介します。』
目次
状況|自動給水ができない
早速、不具合が発生している井戸ポンプを拝見させていただきました。
深井戸用水中ポンプをご使用です。
深井戸水中ポンプとは?
一般的な深井戸用給水ポンプや浅井戸用給水ポンプとは異なり、井戸の水中にポンプを設置。
深井戸用給水ポンプの限界深度より、さらに深い水源からでも揚水が可能です。
井戸水を汲み上げるのではなく押し上げるため圧送管不要で、通常深井戸用給水ポンプでは配管が2本必要ですが、水中ポンプの配管は1本でOK。
深度がかなり深い井戸でも、ジェットポンプよりおよそ2倍の水量を得られます。
また、運転音が全く聞こえないため住宅街にも最適です。
お客様から詳しくお話を伺ってみると、
『今までは自動で貯水槽に給水されていたんですけど、手動じゃないと貯水されなくなってしまったんです。』
という事でした。
深井戸水中ポンプが設置されているのは集合住宅で、お客様はこの物件の大家さんです。
こちらの集合住宅への給水は、全て井戸ポンプから給水されたものをご使用。
『不具合が発生した水中ポンプは、30年ほど前に設置された物だそうです。』
原因|経年劣化
深井戸水中ポンプの動作不良の原因を20分ほどお時間をいただき、丁寧に点検させていただきました。
点検を行った結果、水中ポンプ全体が経年劣化を起こしている事が判明。
配管やポンプ本体は配管を引き抜いてみないと、確認する事は不可能です。
しかし、設置から30年近く経過している事と、制御盤で自動給水の操作不可能という点から経年劣化していると判断いたしました。
『深井戸水中ポンプは、配管を引き抜いてみないと深度を知る事もできないケースが珍しくありません。』
作業内容|新しい水中ポンプと交換
ご予算なども含めお客様とご相談させていただき、新しい水中ポンプと交換する作業を行わせていただく事になりました。
まずは、配管の引き抜き作業です。
引き抜いた配管には、錆やマンガンがびっしり。
長年ご使用になられていた事を物語っています。
配管撤去作業完了です。
配管は50m近く入っていました。
そして、新しいパイプを挿管し水中ポンプを設置。
新しい水中ポンプから勢い良く井戸水が押し上げられ、貯水槽に無事自動給水されるようになりました。
『動作確認、通水テストをしっかりと行い作業は全て完了です。』
注意点|水中ポンプの耐用年数は15年
設置環境や使用頻度、水質などによっても異なりますが水中ポンプの寿命はおよそ15年。
今回のお客様のように30年近くご使用になられているケースも、もちろんあります。
水中ポンプを含む井戸ポンプは、電化製品のため使用年数が長くなってくると必ず寿命を迎える事になります。
また、画像のように配管部分には、錆、マンガン、土などが付着。
パイプの外側だけでなく内側にも堆積していくため、酷いケースでは通水路が完全に閉塞され揚水不可になる事も。
使用年数が15年を経過した水中ポンプで不具合が発生した場合は、費用面や衛生面などから見ても新しいポンプに交換してしまうのがオススメです。
『水中ポンプの施工は取り扱っていない水道業者もありますので、万が一の時のために施工可能な所を探しておくと安心です。』
福岡水道救急の担当より一言
今回は、お客様のご都合のよろしい日にお伺いいたしました。
施工時間は、全て含め1日。
50m近くパイプが入っていたためかなり大変な作業でしたが、スタッフ一丸となり作業を行わせていただきました。
新しい水中ポンプから水が出た瞬間、お客様が喜んでいらっしゃったので嬉しかったです。
水のトラブルは『福岡水道救急』にお任せください
トイレ・キッチン・お風呂など、水周りのトラブルは福岡水道救急にお任せください。24時間365日対応! お電話一本で駆けつけます!
お電話口で『ブログを見た。』と言っていただけますと、今なら3,000円オフとなります。お見積りにご満足いただけなかった場合、1円も頂きません。