今回は、福岡市博多区板付にお住まいのお客様よりトイレの流れが悪いとの事でご依頼を頂きました。
状況を伺うと、お客様からすると原因不明らしく『普通に使っていたのに流れが悪い』ということ。
原因不明のトイレのつまりに対する原因と、作業内容、つまらせない為の注意点や対処法などをまとめました。
目次
状況|普通に使うのに流れが悪くなる
トイレを拝見したところ、トイレットペーパーが流れきれずにプカプカと浮いている状態でした。
そして、水を流してみても弱い水流でチョロチョロっとしか流れていかず、トイレットペーパーは残ったままです。
経緯を、お客様に伺ってみると
『普通に使っていて、流れが悪くなってしまった』との事でした。
原因|尿石によるトイレつまり
点検してみると、年季の入ったトイレということもあり、尿石が長年蓄積され、その尿石にトイレットペーパーが引っかかり続け、つまってしまった。
というのが、簡単に点検させていただいた結論です。
尿石ってなに?
尿石は、尿に含まれるリン酸カルシウムという有機成分が、尿素やたんぱく質といった無機成分と結合して石化したものです。
便器に石が付着してしまった。とイメージしていただけると良いかと思います。
何故、尿石がトイレに付着してしまうのか?
例え毎日トイレ掃除を頑張っていたとしても、普段のお掃除では全ての汚れを取り除く事は難しく、尿の成分が残ってしまうのが原因なんです。
どこのご家庭でも、トイレに尿石が付着してしまう事はよくある事で、どんなにゴシゴシと頑張って掃除をしても取れないトイレの黄ばみは、尿石が原因の場合があります。
作業内容|高圧ポンプで押し流してつまり解消
当サイトでは何度もご紹介していますが、今回もこのような高圧ポンプを使用しトイレつまりを解消しました。
しかし、今回のこの方法はあくまで応急処置です。
この方法だと大元の原因が分からず、排水管の奥の方も汚れている可能性が大いにあります。
尿石が付かない為の注意点
長く掃除をしていない、長年使用しているトイレなどは、便器部分が黄色くなり、こすっても落ちない状態になる事があります。
便器だけではなく、配管内も同じ状態になっていると想像しやすいかもしれません。
尿石が付いてしまうと、薬品洗浄や高圧洗浄などで対応します。が、ヒドイ付着状態だと、それでも完全に落としきれるものでもありません。
尿石が付かない為には、『日頃からマメに掃除する』につきます。
ホームセンターなどで販売されている、トイレ用の洗浄剤でも構いません。1週間に1度、出来れば3日に一度の定期的な清掃で頑固な尿石が付くことを予防できます。
福岡水道救急の担当者から一言
普通に使っていて、『流れが悪くなった』『つまってしまった』というお問い合わせの方は、緊急対応で行った際、ここまで大掛かりな修理・作業が必要という事には気付かれていません。
ご説明させて頂くと、驚かれる方も多くいらしゃいますが、『ぼったくってるのでは?』と警戒される方にも中にはいらっしゃいます。(悲しい)
排水管の奥の方でトイレットペーパー以外の何かがつまってしまっていた場合、再びトイレつまりを起こしてしまう可能性があります。
今後も安心してトイレをご使用いただけるよう、トイレを取り外してつまりの原因を探り出し、きちんと解消したほうが良い。という事をお客様にお伝えして、今回の修理は完了いたしました。
流れなくなる程、尿石が溜まってしまう前に定期的な清掃を心がけましょう。
読んでくださいありがとう御座いました。
お電話を頂いて現場へ到着した時間:1時間弱
施工時間:50分