トイレつまり|スッポンがない!家にある道具を代用品にして解消する方法【動画・画像付】
トイレつまりは、ある日突然発生してしまいます。
トイレがいつ詰まってもOK!(常に準備万端!)とはいきませんよね。
ラバーカップ(すっぽん)などの、トイレ詰まり解消専用道具をご自宅に常備していない方も多いのではないでしょうか?
そこで、道具が無くてもトイレつまりを解消させる方法8選を、動画&画像付きでご紹介します。
※よりリアルな【トイレつまり解消のYouTube動画】を厳選添付させていただきました。
『この記事では、トイレつまりが発生した際にスッポンがなくてもできる、代用品での詰まり解消法をご紹介します。』
(投稿:2020/06/21)
(追記:2022/06/05)
(追記:2023/01/09)
目次
- 1 トイレがつまったらスッポンを使う?
- 2 スッポンがない時の対処法1|放置してみる
- 3 スッポンがない時の対処法2|お湯を注いで解消
- 4 スッポンがない時の対処法3|ペットボトルで解消
- 5 スッポンがない時の対処法4|ラップを使って解消
- 6 スッポンがない時の対処法5|ビニール袋とタオルを使って解消
- 7 スッポンがない時の対処法6|ハンガー(ワイヤー)を使って解消
- 8 スッポンがない時の対処法7|重曹やクエン酸(お酢)で解消
- 9 スッポンがない時の対処法8|【番外編】ラバーカップ(すっぽん)で解消
- 10 ラバーカップの代用品でトイレつまりを解消させる時の注意点
- 11 トイレつまりを再発させないためには?
- 12 トイレの詰まり家にあるもので解決!まとめ
トイレがつまったらスッポンを使う?
トイレつまりが発生すると、まずスッポン(ラバーカップ)が頭に浮かぶ方が多いかと思います。
スッポンは軽度のトイレつまりであれば、詰まっている物を動かす力があるためトイレつまり解消に有効なグッズです。
ですが、全てのトイレつまりに有効かというと、そうではありません。
スッポンで解消できるトイレつまりは、”トイレットペーパと排泄物”が原因になっているケースのみ。
トイレに流せそうで流せない
- 箱ティッシュ
- ウェットティッシュ
- トイレットペーパの芯
- 生理用品
- ペットトイレ(猫砂など)
- お掃除シートや流せるトイレブラシ
といった異物を流してしまった事が原因によるトイレつまりに、スッポンの使用は厳禁。
『トイレに異物を流してしまった場合、スッポンの使用は絶対NG!必ず物理的に除去するようにしてください。』
スッポンがない時の対処法1|放置してみる
トイレがつまってしまった!でも、自宅にスッポンがない!
そんな時、”暫く放置して様子を見てみる”というのも解消方法の1つです。
トイレットペーパーは水にほぐれやすい性質。
ですが、一度に大量に流したり、ギュッと塊にして流すとトイレの排水口奥でつまってしまうというケースも珍しくありません。
大量に流したトイレットペーパーがつまってしまった際、暫く放置しておくだけで、塊になったトイレットペーパーが吸水し、ほぐれて詰まりが解消する場合があります。
トイレットペーパー同様、排泄物も水分を含む事により次第にふやけていきます。
そのため、トイレットペーパー+排泄物がつまってしまった場合は、暫く放置してから流してみてください。
放置する時間の目安は、1時間〜次の排泄をするまで。
(※私の排泄物は固すぎて排水口にすら入らず、割り箸でサポートするも流れていかず…半日放置で流れました。)
トイレを使用する度、あるいは排泄物で大をすると必ずつまってしまう!
といった場合は、つまりやすい状況になっている事が考えられますので、専門業者に一度ご相談ください。
賃貸住宅にお住まいの方は、管理会社に相談してみてくださいね。
『軽度のつまりであれば、放置するだけでも解消してくれますよ。』
スッポンがない時の対処法2|お湯を注いで解消
1時間以上放置してみたけど、特に変化もなく詰まったままだ…
という方に試していただきたいのが、お湯を使用し排泄物やトイレットペーパーを溶かしていく解消法。
準備する物
・50度程度のお湯
・やかんやバケツなどお湯を入れる容器
やり方はとても簡単で、こちらの動画のように便器内にお湯を注ぐだけ。
便座から50〜80cm程度の高さから注ぐのがポイント。
お湯を注いだ後は30分ほど放置し、ゆっくりレバーを回し水を数回流してみてください。
高い所から注がれた水圧とお湯の効果で、トイレにつまっていた物がほぐれて流れればOKです。
注意ポイント
熱いお湯の方が高い効果を得られると感じるかもしれませんが、トイレに熱湯を注ぐと便器が割れたり破損してしまう恐れがありますので、必ず50度程度のお湯を注ぐようにしてください。
また、お湯を注ぐ際は跳ね返りに注意しながら行ってください。
『1度で解消しない場合は、数回繰り返してみるのもオススメです。』
スッポンがない時の対処法3|ペットボトルで解消
ご家庭でも簡単に手に入れやすい”ペットボトル”を、ラバーカップの代用品にしたトイレつまり解消法です。
ペットボトルを使用した解消法は、簡易ラバーカップ(スッポン)とイメージしていただければ良いかと思います。
ペットボトルはゴム製ではないため、ラバーカップほどの吸引力はありませんが、詰まっている物に排水口から力を加えるという点ではスッポンと同じ原理。
使用するペットボトルの大きさが排水口の大きさに近い方が、より高い効果を得られます。
スッポンの代用品でペットボトルを使用するこの方法は、上部をカットしたペットボトルをトイレの排水口部分に押し当て、上下運動させ水圧をかけ便器奥や排水管に詰まっている物を動かして詰まりを解消させます。
準備する物
・1.0〜2.0リットルのペットボトル
・はさみ(または、カッター)
・ゴム手袋など
ペットボトルの上部(または下部)をハサミでカットし使用。
※怪我をしないよう注意して切ってくださいね。
そして、こちらの動画のようにペットボトルのカットした部分を排水口に押し当て、上下に動かしていき詰まりを解消させます。
『便器内の水には大腸菌などが含まれていますので、ゴム手袋などを着用し行うのがオススメです。』
スッポンがない時の対処法4|ラップを使って解消
続いてご紹介するのは、食品用ラップをスッポンの代用品として使用したトイレつまり解消法です。
便器上部を食品用ラップで覆い密閉する事で、便器内を真空状態にする事が可能となります。
便器内を真空状態にする事で排水口部分に空気圧がかかり、排水管内の水を引っ張り詰まっている物を動かして詰まりを解消させる方法です。
準備する物
・食品用ラップ(幅の長い物が◎)
・ガムテープ(必要に応じて)
業務用ラップであれば便器上部をすっぽりと覆えるサイズの物もありますが、一般家庭にはなかなか常備されていませんよね。
一般的な大きさのラップでも、引っ張りながら張っていけば十分に密閉できますのでご安心ください。
惜しまずに沢山使用するのがオススメです。
こちらの動画のように、ラップ(必要に応じてガムテープも併用)で真空状態を作って詰まりを解消していきます。
なんと応援したくなる動画でしょう・・・
『トイレが詰まった』というタイトルだけで、なんと500万回再生を超えています(素晴らしっ)
便器の上部ではなく、便座の上にラップを張ってしまうと密閉されません。
(間違えませんか?私は便座に張りましたが・・・間違えませんね。そうですね。)
便座を上げた状態で、便器部分に隙間なく丁寧にラップして下さい。
動画の様に水が溢れてくる可能性もありますので、レバーをゆっくり回し様子を見ながら水を流すようにしましょう。
『耐水性のない床の場合床が傷む恐れがあります。水が溢れてしまう場合は他の解消方法を試してみてください。』
スッポンがない時の対処法5|ビニール袋とタオルを使って解消
ペットボトル作戦と同じ原理で、ビニール袋とタオルを上下運動させ水圧でトイレの詰まりを動かす(溶かす)解消方法です。
準備する物
・タオル(フェイスタオルサイズ)
・ビニール袋(できるだけ大きい方が◎)
タオルを握りこぶし大に結んで、ビニール袋で覆います。
そして、ビニール袋を被せたタオルの拳団子を排水口に押し当て上下運動させます。
タオルの結び目の大きさや力の入れやすさによって、排水口に掛かる力が変わってくるためコツが必要になります。
こちらの動画では、【タオル&ビニール袋】と【ペットボトル】を使ったトイレつまり解消法が紹介されています。
この2つの解消方法は同じ原理ですので、自宅にある物で揃えやすい方を選択して行えば良いかと思います。
また、ビニール袋とゴム手袋で『ご自身の手でチャレンジされる方』もいらっしゃいました。
この方法は動画内でもあるように、トイレに手を突っ込む事に抵抗がある方にとってはメンタル面でハードルが高い方法かもしれません。
しかし、ビニール袋さえあれば簡単に挑戦できる上、指先の動きも含めるとトイレつまり解消の確率は格段に上がります。
『ビニール袋やタオルはどのご家庭でも揃えやすいため、緊急の際はラバーカップの代用品として試してみる価値ありです。』
スッポンがない時の対処法6|ハンガー(ワイヤー)を使って解消
ワイヤーハンガーを伸ばして、詰まった固形物にアクセス(ツンツンツン)する解消方法です。
トイレつまり解消に使用するハンガーは、針金ハンガー。
クリーニング屋さんから貰う針金ハンガーは、適度に柔らかく曲げやすいためオススメです。
最近の100円ショップで販売されているハンガーは、ありがたくも強度が高くなり女性の力で曲げるためには力が必要になります。
※昔100円ショップで購入した針金ハンガーは素手で簡単に曲げられました。
ハンガーを曲げる際は、先の尖った部分を曲げたりしますので怪我には十分注意し行ってください。
準備する物
・ワイヤーハンガー
・ペンチ(女性やお年寄りなど力が弱い方用)
針金ハンガーを分解またはペンチなどでカットし、排水口に沿うように折り曲げ使用していきます。
こちらの動画のように、排水口奥で詰まっているトイレットペーパーの塊や、大きな排泄物をハンガーでツンツンと突つきほぐしていき詰まりを解消させます。
『力任せに突いてしまうと便器を傷める恐れがありますので、ゆっくり様子を見ながら行ってください。』
スッポンがない時の対処法7|重曹やクエン酸(お酢)で解消
重曹(アルカリ性)とクエン酸(酸性)にを使って、トイレにつまっている物を中和分解させる方法です。
重曹とクエン酸を混ぜると科学反応が起こり二酸化炭素(泡)が発生。
その泡でトイレに詰まっている物に力を加え、溶かしていくと言われています。
他のつまり解消法と比較すると、トイレつまりを解消する力は弱め。
いつもより立派な排泄物がつまってしまった…など、軽度のトイレつまり向けの方法となります。
準備する物
・重曹:150g程度(大さじ3杯)
・クエン酸(または酢):75g(大さじ山盛り1杯程度)
・お湯:便器半分程度(※50度程度のお湯)
重曹&クエン酸を使ったトイレつまり解消の手順
1:換気をする
2:便器の水が溜まっている所に重曹を入れる
3:便器の水が溜まっている所にクエン酸を入れる
4:お湯を注ぐ
5:1時間程度放置
6:詰まりが解消しているようであれば水をしっかり流す
より詳しい解消法はコチラの記事で紹介しています↓
便器に注ぐお湯は必ず50度前後のぬるま湯を使用し、トイレは換気した状態で作業を行うようにしましょう。
『重曹とクエン酸』が、『家にあるもの』という概念がない方(私)
トイレつまりを解消させるためだけに、重曹とクエン酸を購入するのであれば
・同じ金額で購入できる=ペットボトルやハンガー
・より効果を得たい=ラバーカップ(すっぽん)
の方が効果的ではないかな?と思います。
私の場合”重曹+クエン酸”では、トイレつまりは上手く解消させる事はできませんでしたが、掃除用として大活躍しています。
洗面所・キッチン廻りで大活躍しました。
(最高!クエン酸!万歳!重曹)
『ご家庭に重曹とクエン酸が常備されているご家庭で、軽度のトイレつまりが発生した場合は試してみる価値ありです。』
スッポンがない時の対処法8|【番外編】ラバーカップ(すっぽん)で解消
ラバーカップをお持ちで無い方も多くいらっしゃるかと思いますが、トイレつまりが発生したのが日中であれば簡単に購入可能。
価格も、決して高価な物ではありません。
画像引用元:DAISO 公式通販ダイソーネットストア
100円ショップのダイソーにもラバーカップの取り扱いがあり、100円(プラス税)で購入可能。
『家にある物で』という括りからは外れてしまいますが、手軽に購入できるという事で【番外編】として掲載いたしました。
こちらの動画の方は100円ショップでご購入されたようです。
100円ショップ以外では、ネットショップ、ホームセンター、ドラッグストアなどで数百円から購入可能で、2,000円もあればお好きな物を購入できるかと思います。
より詳しい内容はコチラの記事でご紹介しています↓
一般的なラバーカップは、ゴムの部分と排水口を密着させた上で引き上げないといけないため、ちょっとしたコツが必要になります。
これまでラバーカップを使用した事がなく、上手くやる自信が無い…
という方は、加圧タイプのラバーカップの方が簡単に扱えるのでオススメです。
『”家にある物で詰まり解消を頑張ってみたけど、ダメだった…”という方には、やはりラバーカップがオススメです。』
ラバーカップの代用品でトイレつまりを解消させる時の注意点
ここまで、トイレが詰まった時にスッポンがない!といった際に、代用品として使用できる物をご紹介してきました。
トイレつまり解消グッズとして販売されているスッポンを使用するのが1番良いのは当然ですが、すぐに買いに行く事が難しい場合は、ご紹介してきた方法をぜひ試してみてください。
ラバーカップの代用品を使用しトイレつまり解消作業を行う際は、下記の点にご注意ください。
・洗剤等を使用する際は換気をする
・熱湯を便器に注がない
・便器に手を入れる場合はゴム手を装着する
・硬い物で便器の奥を激しく突つかない
・汚水が床に溢れないようにする
各章でも注意ポイントを記載してきましたが、使用方法を誤ると便器を傷めてしまう恐れも。
トイレつまりを解消させようと思っただけなのに、トラブル箇所を増やしてしまっては何の意味もありません。
ここまで紹介してきた方法を試してみてもトイレつまりが解消しなかった場合は、詰まりの状態がかなり悪い、あるいは排水桝など他の箇所にトイレつまりの原因がある事も考えられます。
また、スッポンやスッポンの代用品を使用しても良いのは、先述した通り”トイレットペーパー+排泄物”による詰まりの時のみ。
「何が原因で詰まったのか良く分からない…」という場合は、スッポンや代用品の使用は控えておくのが賢明。
特に、小さなお子様やペットがいらっしゃるご家庭では注意が必要です。
異物を流した事によるトイレつまりの場合、スッポン等を使用すると異物がドンドン奥へと移動してしまう恐れも。
排水口から詰まっている異物までの距離が遠くなればなるほど、大掛かりな施工が必要になり、その分修理費用も高額になっていきます。
「子供が何か流してしまったのかも…?」などと、異物を流した可能性が考えられる場合は、水を流したりせず現状維持をした状態で業者に修理依頼をするのが安心です。
『色々試してみたけどダメだった…という場合は私達プロにお気軽にご相談ください。』
トイレつまりを再発させないためには?
ラバーカップの代用品を使ってトイレつまりが解消できたら、トイレつまりを再発させたくないですよね。
トイレつまりを解消させた後も詰まりの症状が頻発する場合は、排水管や排水桝に不具合が発生している事が考えられますので、一度専門業者にご相談される事をお勧めいたします。
今回トイレを詰まらせてしまった理由が
・トイレ掃除に使ったトイレットペーパーを一度に沢山流した
・これまで見た事が無いくらいとても立派な排泄物が出た
・いつもよりトイレットペーパーを多く使ってしまった
だった場合、いつもより多く出そうだ!いつもよりトイレットペーパー多めに必要かも…?
そんな時は、複数回に別けてトイレを流すようにしておくと安心です。
画像引用元:TOTO お客様サポート
ご使用になられているトイレの種類などによっても異なりますが、TOTOのトイレでは一度に流すトイレットペーパーの量は10mまでとされています。
【1回のトイレでのトイレットペーパー平均使用量は 男性3.15m、女性3.52m(小は1.45m)】
男性が1回のトイレ(大便)で使うトイレットペーパーの長さは平均3.15m、女性の大便では平均3.52m、小便では平均1.45m。
男女ともに、1回のトイレ(大便)で使うトイレットペーパーの長さは3mを超えるという結果でした。引用元:一般社団法人 日本トイレ協会
また、日本トイレットペーパー協会によると、トイレットペーパーの平均使用量は男女ともに3m程度。
以上の事から、いつもより3倍程度以上のトイレットペーパーをトイレに流すと、トイレ詰まりのリスクが高くなってしまいます。
その他、トイレに流せるお掃除シートなどは、トイレに流さず一般ごみとして処分するのがお勧め。
どうしてもトイレに流したい場合は、1枚ずつ流すようにしましょう。
・数回排泄をしてから流す
・大をしたのに小で流す
など、倹約家の方も詰まりが発生しやすくなりますので要注意⚠
『節水型トイレをご使用の場合は、一度に大量にトイレットペーパーを流さないよう特にご注意ください。』
トイレの詰まり家にあるもので解決!まとめ
トイレつまりを自宅にある物を使って解消できれば、当然ですが業者を呼ぶより費用を抑える事ができます。
費用面だけではなく、”他人にトイレを見せずに済む”という点も大きいかもしれませんね。
トイレつまりは昼夜問わず発生するため、お店の開いていない早朝や深夜であるケースも。
”専門知識や技術を持った”プロの業者に時間を問わず来て貰う。というのは決して安価ではありません。
しかし、業者に依頼するのは【トイレつまりに、貴重な時間を費やさずに済む】というメリットがあります。
・極力お金をかけずにトイレつまり解消法を色々試してみたけどダメだった!
・忙しくて自分でやる時間が無い。
・原因が分からないからプロに確認して欲しい。
などといった状況の方は、遠慮する事なく専門業者にご相談ください。
(通常、問合せ・見積もりは無料です)