【和式トイレを洋式に変える】水トラブル専門業者のトイレリフォーム特徴と見解
水のトラブルで一番多い問い合わせは、『トイレのつまり』・『トイレの水漏れ』に関する修理依頼です。
特に依頼の多い『トイレのつまり』は、使い方に原因がある事が多いのですが、『老朽化』が原因という事例も少なくありません。
部品の交換や修理で一時的に詰りを直すこともできますが、老朽化したトイレは何度も詰まりを繰り返したり他のトラブルも多いのでトイレ本体を交換してしまった方がトータルでコスパが良い場合も。
特に、和式トイレをお使いの方は『洋式トイレ』への交換を検討されている方も多くいらっしゃいます。
洋式トイレの種類は多くありますが、今回は大きく分けて
- 和式トイレにかぶせる便座
- タンクレストイレ
- 通常のトイレ
3種類のトイレリフォーム特徴、メリット・デメリットをまとめてみました。
また、水トラブル専門業者の見解をまとめています。
トイレの不具合・調子が悪い方、トイレトラブルが発生しそうな方は併せて『得する洋式トイレ交換方法』も確認してみてはいかがでしょうか。
目次
和式トイレから洋式へ変える【かぶせる便座・便座カバー】
和式トイレにかぶせる便座は、その名の通り和式トイレの上から据え付けるだけで洋式に変更する商品です。
大きく分けて
- 和式トイレの上からネジなどで据え付ける専門業者による工事が必要なタイプ
- 和式トイレにかぶせる便座で工事不要なタイプ
があります。
専門業者による工事が必要なタイプ
TOTOから【商品名|スワレット】、LIXIL(INAX)からは【商品名|和風アタッチメント】として販売されています。
ネジで据え付ける必要があり、水回り専門業者の施工が必要になります。
和式トイレの環境により設置できない場合があります。
画像の通り『段差のある和式トイレ』のみ取付が可能です。段差のないフラットな床には取付ができません。
また、スワレットや和風アタッチメントは、通常の和式トイレ撤去処分→洋式トイレへの交換に比べ価格を割と安く抑える事が出来ます。
ウォシュレット(温水便座)の設置も可能ですが、商品は限られます。
掃除の手間が掛かかったり、最近の新しいトイレ商品でにある節水効果などは見込めません。
かぶせる便座(便座カバー)で工事不要なタイプ
アイリスオーヤマ【商品名|リフォーム式トイレ 両用型】や、幸和製作所【商品名|テイコブ腰掛け便座 両用式】などで販売されています。
専門業者の工事が不要で、和式トイレにかぶせるだけの便座です。
価格も数千円~。amazonや楽天で販売されています。
ウォシュレット(温水便座取付)の取り付けは出来ません。
併せて、取付に際し許容寸法があり和式トイレのサイズによっては取付ける事ができません。
専門業者の工事が不要なので、その分安定性(固定)は劣ります。
床面がフラットな和式トイレに対応している商品もあり、こちらの金額も1万円以下とリーズナブルです。
和式トイレにかぶせる洋式便座のメリット・デメリット
メリット
- 価格が安い
- 取付が簡単(寸法確認が必要です)
デメリット
- 時間の経過と共にズレてくる
- 耐用年数が短い
- 掃除の手間が掛かる
- 給水・排水は変わらないので節水効果ない
トイレのリフォーム新品へ交換【タンクレスシャワー一体型トイレ】
タンクレスシャワートイレ(一体型)は、読んでそのままですが、背面部分のタンクがなく、ウォシュレット(温水便座)や給水タンクが一体型になっています。
スッキリしたデザインで一気に普及し、とても人気がある商品です。
仕入れ価格も割と交渉が効く事や、Panasonicのアラウーノは便器が樹脂製(陶器に比べ軽い)ということもあり、業者間でも支持(軽い!)されている商品です。
TOTOであれば【商品名|ネオレスト】LIXILであれば【商品名|サティス】などがタンクレスウォシュレット一体型商品として販売されています。
メリット
- デザインに優れ美しい
- 一体型の為スッキリしてみえる
- 掃除がしやすい
- 節水効果がある
デメリット
- 一般のタンク付きトイレに比べ詰まりやすい排水構造のものがある
- レバーが無い為、落雷や断水があると使えない
- 一体型の為、リモコンの電池が切れると流せない
また、ウォシュレットの交換やリモコンの交換などの電気部分が破損した場合は、全体の取替が必要です。
ウォシュレットやリモコンなどの電気製品部分は3年を過ぎると定期的なメンテナンスが必要になります。
トイレのリフォーム新品へ交換【タンク付きトイレ】
こちらも読んだままですが、タンク付きトイレは、背中部分にタンクが付いている洋式トイレです。
タンクにも『手洗い付・手洗いなし』と選べ昔に比べるとデザインも進化していますが、タンクレストイレほどの劇的変化ではありません。
昔ながらの洋式トイレと似ていますが、排水構造や掃除のしやすさへの改良が進められ性能は格段に違います。
価格に幅があり、比較的安価で設置できる商品も多くあります。
価格は、ウォシュレットが付いているか、節水構造、自動機能(蓋開け・センサー照明・音楽など)がどこまで付いているか、リモコンタイプなどのオプション付帯で大きく異なります。
メリット
- 商品代金が安価で抑えられるものがある
- 落雷・断水などでも利用できる(レバー付き)
- 故障し辛く耐久性がある
- 昔のものに比べ凹凸がなくなり掃除がしやすい
- 節水効果がある
デメリット
- タンクレスと比較すればデザイン性に劣る
- かぶせる便座(便座カバー)と比較すると高額
トイレトラブルの専門業者が提案!得する洋式トイレ交換方法
交換はリフォーム業者に依頼するか、トラブル業者に依頼するのが一般的。併せて、トイレトラブル専門業者で施工(工事依頼する)メリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 即日(当日)で新しいトイレに交換が可能
- トイレのトラブルを直すための修理・作業代を使わず、浮いた代金をトイレの新品交換の代金へ充てられる
デメリット
- 在庫の準備はあるものの商品の幅が無い
- メーカー取り寄せも可能。しかしメーカーによってはリフォーム業者の方が割安になる可能性あり
- 修理・部品交換に比べ一時的に大きな出費が伴う
トイレの商品代金は、リフォーム業者と水トラブル専門業者では大きな差はありません。
通常のリフォーム業者の場合、商品の注文→納品(約1週間~2週間)→工事(1日)という流れ。
トイレの商品代金は、業者さんが取り扱うのが得意なメーカーは比較的安く仕入れる事ができ、取り扱い量が多くなればなるほどメーカーの割引率が大きくなるという特徴があります。
特にトイレトラブルの専門業者は、一般的なリフォーム業者に比べ仕入れ量は多くなります。(同規模の会社で比較)
思いがけない出費、工事代金の支払いは生活費を圧迫します。痛いですよね。
トイレのトラブルがあった時は、『トイレが詰まったら(水漏れしたら)交換する』など、トイレ交換時期の目安にしてみても良いかもしれません。
急なトラブルでも前向きに考え『長い目で見た時に、節約できる・快適に過ごせる』という選択肢を一つご提案できればと思います。