ユニットバスリフォーム|費用相場・補助金・メリット・デメリットを徹底解説!!
・長年使ってきたお風呂が古くなってきた
・お風呂の汚れが全然取れない
・実家のお風呂が古くてヒートショックが心配
・両親へのプレゼントでリフォームを検討している
など、古くなったお風呂でお悩みを抱えていませんか?
『この記事では、ユニットバスへのリフォームについて詳しく解説していきます。』
目次
リフォームで親孝行?
先日、弊社で施行させていただいたユニットバスリフォーム。
ご年配ご夫婦のお子様からのご依頼で、在来工法のタイル張り浴室からユニットバスへのリフォームをご希望されました。
経年により排水も詰まりやすくなってしまったのが、リフォームをご検討されたきっかけとの事。
さらに、詳しくお話を伺ってみると
『この風呂場は冷えるからヒートショックが心配で…最後の親孝行と思ってリフォームを決めました。』
と仰っていました。
ヒートショックとは?
ヒートショック現象(ヒートショックげんしょう、英: heat shock response)とは、住環境における急激な温度変化によって血圧が乱高下したり脈拍が変動する現象。
一般で使われている用語としては、ヒートショックとは急激な温度変化により身体が受ける影響のことである。比較的暖かいリビングからまだ冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすおそれがある。高血圧や動脈硬化の傾向がある人がその影響を受けやすい傾向があり、なかでも高齢者は注意が必要とされる。
引用元:Wikipedia
日本では年間1万人以上の高齢者が、ヒートショックにより命を落としていると言われています。
室内における高齢者の死因の4分の1を占めていて、その死亡者数は交通事故による死亡者数を遥かに上回っています。
今回のお客様はご高齢のご両親のため親孝行も兼ねて、ヒートショックのリスクを低くするためにユニットバスにしたいそうです。
タイル張りで、冬になると冷え込みが厳しかった浴室を解体し、ユニットバスを搬入・組み立て。
そして、脱衣所の壁や床も張替えリフォームは完了です。
お客様には、大変ご満足いただけました。
『お客様と同年代の私も、両親にこんな素敵な親孝行がしたいと感じました。』
ユニットバスとは?
ユニットバスの事はぼんやりと理解しているけど、具体的にどんなお風呂なの?
ユニットバスの定義は?とご存知ない方も多いかと思います。
ユニットバスとは?
ユニットバスとは、工場などで予め成型される浴室のことである。英語ではbath moduleという。
防水性の高い素材を用いて天井・床・壁を成型、内部には浴槽(および多くは合わせて他の要素)を設けておき、現場に搬入した後に組み立てる。日本の間取図で用いられる記号はUB。
引用元:Wikipedia
上記でも説明されている通り、ユニットバスは、お風呂の天井、壁、床、浴槽、全てセットで予め工場などで製造されています。
セットになっているユニットバスを、施工現場で組み立てるだけで完了するため、タイル張りの在来工法の浴室と比較すると、工期が短くて済むという特徴があります。
『日本では、システムバスとも呼ばれています。』
ユニットバスのメリット・デメリット
ユニットバスには、下記のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
・リフォームの際の工期が短い
・断熱性と保温性に優れている
・水漏れのリスクが低い
・汚れにくくお掃除が楽
工期が短い
ユニットバスのメリットは、まず工期が短く済むという点です。
セットで製造されていて現場で組み立てるだけなので、解体工事を含め平均して4〜6日。
最長でも10日で工事が完了します。
断熱性と保温性に優れている
ユニットバスは気密性があるため、断熱性と保温性に優れています。
そのため、冬の寒い季節などでも温かい状態をキープでき、温度差によるヒートショックなどのリスクを低くする事ができます。
水漏れのリスクが低い
ユニットバスは床と壁のつなぎ目が一体化になっていて隙間が少ないため防水性に優れていて、水漏れの心配がほとんどありません。
在来工法の浴室と比較すると漏水のリスクが低いため、マンションなどの集合住宅にも最適です。
お手入れが楽ちん
ユニットバスの素材は汚れが付着しにくい物が使用されているため、汚れにくく、汚れてしまった場合も簡単なお掃除で除去する事が可能。
また、水はけも良いためカビも生えにくいのが特徴です。
デメリット
・浴室の広さによっては設置できない場合がある
・デザインに自由度が無い
サイズの選択肢が少ない
ユニットバスは基本的に規格品で、サイズなどの選択肢が少ないため、浴室の広さによっては設置できないケースも。
一般的な広さの浴室であれば設置可能ですが、変形している浴室や極端に狭い浴室の場合は設置する事が難しい事があります。
デザインに自由度が無い
先述した通り、ユニットバスは規格品のため浴室などのデザインも選択肢があまり多くありません。
そのため、特殊な形の浴槽やヒノキなどの浴槽を設置したい方には不向きとなっています。
『短い工期で、シンプルで良いからお風呂を綺麗にしたい!という方には、ユニットバスが最適です。』
ユニットバスの種類や選び方
ユニットバスの種類は、大きく別けると下記の3つ↓
1点ユニットバス
浴槽と洗い場のみで構成されているユニットバス。
2点ユニットバス
浴槽と洗い場にプラスして、洗面台が設置してあるタイプのユニットバスです。
3点ユニットバス
浴槽、洗い場、洗面台、トイレが1つの空間にまとめられているのが、3点ユニット。
戸建てのリフォームでは、1点ユニットが多く使用されています。
その他、介護用ユニットバスや、省スペースに適しているユニットバスなど、様々なデザインの物が各メーカーより販売されています。
『目的、予算、サイズ、性能などで、ご自宅の浴室に適した物を選ぶようにしましょう。』
ユニットバスリフォームの費用相場
ユニットバスへのリフォームを行う上で、気になるのは費用面ですよね。
ユニットバスにも様々な種類があるため、価格はピンきりで50〜150万円ほどが相場。
また、ユニットバスからユニットバスへのリフォームと、在来工法の浴室からユニットバスへのリフォーム、どちらを行うかによっても費用が異なります。
在来工法の浴室からのリフォームを行う場合、解体作業と土間部分の補修工事も必要となるため、ユニットバスからのリフォームよりも、10〜40万円ほど費用がプラスされます。
また、ミスト機能や、浴室乾燥などのオプションによっても金額が異なってきますので、予算に応じてオプションなどを決めると良いですよ。
『ユニットバスへのリフォームには、リフォームローンが利用できます。』
ユニットバスリフォームは補助金が貰える?
ユニットバスへのリフォームを行う場合、条件によっては補助金が貰えたり節税制度を利用できる場合があります。
浴室リフォームに使用できる補助金や節税は下記の通りです↓
・介護保険
・自治体の補助金、助成金
・リフォーム減税
介護保険
在来工法のからユニットバスへのリフォームを行った場合、介護保険が適用されるケースがあります。
住宅改修の概要
要介護者等が、自宅に手すりを取付ける等の住宅改修を行おうとするときは、必要な書類(住宅改修が必要な理由書等)を添えて、申請書を提出し、工事完成後、領収書等の費用発生の事実がわかる書類等を提出することにより、実際の住宅改修費の9割相当額が償還払いで支給される。
なお、支給額は、支給限度基準額(20 万円)の9 割(18 万円)が上限となる。
住宅改修に適用される介護保険支給限度基準額は20万円で、要支援、要介護区分に関わらず定額となっています。
基本的に20万円の支給を受けられるのは、一人1回までとなっていますが、要介護状態区分が重くなった場合(3段階上昇時)や、転居した場合は再度受給する事が可能となります。
・浴室の段差を無くす
・浴室の床を滑りにくい物にする
・浴室内に手すりを設置する
など、要介護者の高齢者が自立した生活を送るため、あるいは介護を行っている方の負担を減らす目的で行ったリフォームが対象となっています。
住宅改修の介護保険を申請する流れは以下の通り。
住宅改修介護保険申請の流れ
1:担当ケアマネジャーに相談
2:申請書類の一部提出と確認
3:リフォームなどの施行完了
4:正式な支給申請、決定
やむを得ない事情がある場合のみ工事完了後に申請する事も可能ですが、基本的には着工前の申請が必要となります。
まずは、担当のケアマネジャーにご相談ください。
自治体の補助金
各地方自治体でも、条件によっては補助金を受け取る事が可能。
例えば、福岡県では”福岡県高齢者等在宅生活支援事業”という制度が実施されていて、対象者は30万円を上限に補助金を受給する事ができます。
助成の対象となる条件は以下↓
助成対象者
次の(1)から(3)のいずれにも該当するもので、市町村長が住宅改造を真に必要と認めた者。
(1) 福岡県内(政令指定都市を除く)に住所を有する者
(2) 次のアからエのいずれかに該当する者又はこれらと同居し、若しくは同居しようとする者
ア 介護保険要介護認定において、要介護又は要支援と認定された者で、地域包括支援センター等が住宅改造を必要と認めた者
イ 身体障がい者(身体障害者手帳の1級又は2級に該当する者及びそれ以外の補装具として車いす等の交付を受けた者で、市町村長が特に必要と認めた者)
ウ 知的障がい者(療養手帳「A」又は知能指数35以下の者)
エ 重複障がい者(身体障害者手帳3級で知能指数50以下の者)
(3) 当該年度分の地方税法の規定による個人市町村民税が非課税の者のみで構成される世帯に属する者
補助金の額や条件などは自治体によって異なりますので、お住まいの地域の自治体にお問い合わせください。
また、年間で補助金を受け取れる件数に限りが設けられている場合もありますので、早めに確認しておくのがオススメです。
リフォーム減税
在来工法のお風呂からユニットバスへリフォームを行い、バリアフリーにした場合リフォーム減税の対象となります。
バリアフリー改修工事をした場合の住宅特定改修特別税額控除(住宅ローン等の利用がなくても適用できます。)とは、特定個人が、自己が所有している居住用家屋について高齢者等居住改修工事等(以下「バリアフリー改修工事」といいます。)を行った場合において、当該家屋を平成21年4月1日から令和3年12月31日までの間にその人の居住の用に供したときに、一定の要件の下で、一定の金額をその年分の所得税額から控除するものです。
リフォーム減税は、細かい条件が設定されていますので、詳細については最寄りの税務署などにお問い合わせください。
『補助金の条件や金額などは年度ごとに変更されますので、内容をしっかりとご確認ください。』
まとめ
”リフォーム”というと、大金がかかりハードルが高いように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、在来工法のお風呂からユニットバスへのリフォームは、最低価格50万円〜施行する事が可能です。
また、補助金などを活用するとさらに費用を抑える事も◎
ご自宅のリフォームをご検討されている方、ご高齢のご両親に安心して過ごして欲しいとリフォームのプレゼントをご検討中の方にこの記事を参考にしていただけると幸いです。
弊社は全て自社施行。
他の業者を挟まないため、ユニットバスへのリフォームも他社より安価で承っております。
また、設備屋であり、緊急トラブル屋でもありますので、万が一不具合が発生しても早急に対応させていただきます。
※ユニットバスリフォームは、保証をお付けしております。アフターフォローもバッチリです!
お見積りは無料で承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。