凍結で水道管が破裂したらどうなる?水道代は?保険は使える?
寒波が到来し、水道管が凍結!
凍結だけでは収まらず、水道管が破裂してしまうといったケースも少なくありません。
凍結による水道管破裂は、日常的に起こるトラブルではないためどう対処すれば良いか分からないという方も少なくないですよね。
『この記事では、凍結により水道管が破裂してしまった際の対処法についてまとめました。』
目次
凍結で水道管が破裂したらどうしたらいい?
凍結によって、水道管が破裂してしまった!という話題を耳にした事がある方も少なくはないかと思います。
水は液体ですが、凍って固体になると体積が増加するという性質を持っています。
そのため、水道管、排水管、給水ホースなどが凍結すると、中の体積が増加し破裂してしまうという症状が発生。
水道管が凍結により破裂すると、解凍とともに当然破裂箇所からは水が漏れる、あるいは水が噴出するという状態になってしまいます。
自宅の水道管が破裂してしまったら慌ててしまうかと思いますが、まずは落ち着いて必要な水を鍋、ヤカン、ポリタンクなどに確保。
そして、水道メーター(量水器)内にある元栓を閉めてください。
水道の元栓を閉めると、家屋全体の水を止める事が可能。
水道の元栓を閉めた上で、戸建てにお住まいの場合は水道業者に修理の依頼をしてください。
集合住宅や賃貸住宅にお住まいの場合は、元栓を閉めた上で管理会社に連絡し対処法など詳細についてお尋ねください。
水道の元栓(止水栓)はどこにある?
止水栓は、下記の場所に設置されている事がほとんど↓
水道の元栓設置場所
▶戸建て→屋外に設置されている水道メーターボックスの中
▶マンション→玄関脇の扉付きボックスの中
▶アパート→共用スペースなど
戸建てやアパート
戸建ての場合、玄関横、駐車場、庭などの建物周り、アパートは外廊下などに水道メーターが埋設されています。
止水栓が個別で設置されている事も。
メーターボックス内などを開け、中に取り付けられているバルブを時計回りに回すと、家全体の水を止める事ができます。
マンション
マンションの場合玄関扉の左右どちらかにある扉の中に、水道メーターと止水栓が設置されている事がほとんど。
水道メーターの左右どちらかに取り付けられているバルブを時計回りに回して、水を止めてください。
アパートなどの場合は誤って他の部屋の元栓を閉めてしまわないよう、フタなどに部屋番号が記載されているかと思いますので、しっかりと確認をした上で閉めるようにしてください。
止水栓を閉めても水が止まらない場合は、破損箇所にタオルやビニールテープなどを巻き付けて応急処置をした上で、水道業者の到着を待つのがオススメ。
また、道路上の配水管から水道メーターボックスまでの間に設置されている水道管が破裂してしまった場合は、水道局の管轄になりますので、お住まいの地域の水道局にご連絡ください。
『水道メーターや元栓の場所がどうしても分からない場合は、水道局にお問い合わせください。』
水道管が破裂したら水道代はどうなる?
水道管が破裂し、水が大量に噴出している状態になると水道代はどうなるの?と不安になりますよね。
水道メーターより自宅側で水道管が破裂した場合、水道料金は全て自己負担となります。
そのため、凍結により水道管が破裂してしまった場合は、水道の元栓を閉めるなどし早急に対処するようにしておきましょう。
目に見える範囲で水道管破裂が発生した場合の水道代は基本的に全額自己負担ですが、壁の中、床下、地中に埋設されている水道管が破裂し水道代が高額になった場合は、減免申請を行えるケースも。
減免申請を行えるのは基本的に、破裂した水道管の修理を行った後。
修理は必ずお住まいの地域の【水道局指定給水装置工事事業者】に依頼する必要があります。
また、申請の際は漏水箇所の写真が必要となりますので、修理を行う前に写真を撮るようにしおくのがオススメ。
減免申請が認定された場合でも、漏水によって発生した水道料金は一度全額納付する必要があり、その後数か月~半年程度で返還されるという流れになります。
『目に見えない箇所で水道管が破裂し、高額な水道料金を請求されたら市役所や水道局にお問い合わせください。』
凍結による水道管破裂に火災保険は使える?
凍結により水道管が破裂してしまった場合、修理費用を火災保険でまかなえるケースがあります。
契約しているプランや特約、保険会社によっても異なりますが、【破損・汚損保証】や【水漏れ損害補償】で対応して貰える事も。
水道管破裂で水道管の修理や、水道管破裂による水漏れでの被害があった際には、契約されている保険会社にご確認ください。
『上記の補償内容は火災保険の基本補償として最初から付いている場合もありますので、しっかりと契約内容をご確認ください。』
まとめ
凍結により水道管が破裂してしまったら、まずは水道の元栓を閉め専門業者に修理依頼をするようにしてください。
水道業者が見つけられない場合は、お住まいの地域の水道局で水道局指定給水装置工事事業者を教えてもらう事もできます。